ブラジルではじめてのお葬式

Anja🤗#helpinghands #solidarity#stays healthy🙏によるPixabayからの画像


お葬式に、
昨日参席してきました。

亡くなったのは、
親戚の家に住み込みで働いていたお手伝いさんの ドナ・リージアです。


ブラジルでお葬式に参席したのは今回がはじめてです。

なのでこれが一般的なお葬式なのかは全く分かりませんが
とにかく病気で亡くなられた場合、
24時間以内に埋葬する決まりだとのことでした。


サンパウロ市の運営する墓地に病院から直接ご遺体が運ばれたそうです。

墓地に入るといくつかご遺体を安置する部屋がありました。

親戚・縁者がそこに集まってそれぞれ最後のお別れをしていました。

そこに、牧師さんが来てお祈りをしたり、
ということはありませんでした。
後日、教会であらためて行うそうです。

ただいよいよ埋葬へ向かうという時に彼女の息子さんが中心になって
そこにいる全員で聖句を唱えていました。

わりと長い聖句なのに
そこにいた全員がすらすら暗唱していました。

ゴルフ場にあるようなカートが部屋に来て
棺を載せて埋葬する場所まで移動しました。


ここでのお墓は
丘のように土が盛られてあり、
そこに芝生や花が直接植えられていました。

日本のように墓石はなく、
かわりに20センチ四方くらいのプレートに顔写真と名前、
生年月日、亡くなられた日が書かれてあり、
それぞれのお墓の上に乗せてありました。

ここは市営で無料なので
埋葬する場所は家族では選べないそうです。

ただ無料と言えど
わりと綺麗に管理されてあって
木陰も多く小鳥も沢山さえずっていて
気持ちのよい感じすらしました。
(日本だとカラスだもの。。。)

日本のように
お通夜もないし御霊前もないし
服装も普段着のままでした。
黒っぽい服で、または白っぽい服で
ということすらありませんでした。


帰りがけ、
お清めのお酒とかお塩もないのかな?
と思っていたとき

今履いてるこの靴で家に入ってはダメよ。

そしてちゃんとこの靴洗ってから
次履かないとダメだからね。

とだけ教えてもらいました。

きっとこれがブラジルの忌避のようなものなのかな?


日本でも宗教ごとにお葬式の仕方が違うように
ブラジルでも宗教、また移民元の国ごとなどに色々あるんだろうな、とは思いました。


私とドナ・リージアは
1年半ほどのお付き合いでしたが
彼女から沢山のブラジル料理をおそわりました。

もう一緒にコーヒーを飲んだり
化粧品の話をしたり出来ないのかと思うと
心から淋しい思いになります。

ドナ・リージア
ほんとうにありがとう。。。
TE AMOR


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