今日はブラジルの父の日、だから気を付けたほうがいいよ

2018/08/12

ブラジルでの日常

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ブラジルの父の日

8月の第2日曜日がブラジルの「父の日」です。

ちなみに「母の日」は日本と同様の5月の第2日曜日です。

この日の前後は子供たちに

学校が終わったらすぐ帰宅すること
用がなければ出歩かないこと

を普段より口をすっぱくして言っています。

なぜなら
父の日や母の日を祝うために
囚人たちの刑務所からの一時出所が許されるからです。

もちろん模範囚
---夜間のみ刑務所で過ごす半開放刑の状態で
刑期の1/6を経過し素行が良好で
判事の承認を受けた受刑者が対象---
だそうですが、、、

一昨年の父の日の前日に
知り合いの日系人の方に

明日は用があるから出かけるんだけど
uberで行こうかと思ってるの。

と話したところ

uber?
やめたほうがいい!

と言われたのです。

え?危ないの?
私結構、普段からuber使ってるけど?

と、言うと

ちがう、明日は父の日だから!

と言われて
囚人の一時出所のことを初めて知りました。

この一時出所は
当日を挟む最高7日間までという期限付きだそうです。

去年の父の日は
サンパウロ州だけで約2万2800人が仮釈放されたそうです。

それより
果たしてちゃんと戻ってくるの!?
ということが一番の気掛かりですが
案の定
そのうち毎回平均千人弱は刑務所に戻って来ないそうです。

戻らなければ逃亡者とみなされて
半開放刑の恩恵を失い
再度捕まった後は
終日刑務所で過ごす刑に変更されてしまうとのことですが、、、

今年は
スザーネ・ヴォン・リシュフェン
(2003年に両親を計画的に殺害して39年の実刑判決を受けたことで有名)も
模範囚とのことで父の日に仮釈放されたことが話題となっています。

ちなみにこの一時出所の恩恵を受けられるのは
父の日と母の日以外に
復活祭、子供の日、クリスマス、新年の計6回あり
そのうち5回まで許されるそうです。

すごく理解に苦しむこの制度
理由は
受刑者の刑期終了後の社会への再適応のため社会との結びつきを保つ必要があるから
だそうです。

でもやはりこの時期は犯罪が増えると言われているし
もうすでに夜間のみ刑務所で過ごす半開放刑の状態で
社会とは十分な結びつきがあると思うので
必要ない制度だと思います。

父の日や母の日
クリスマスや新年は
誰もが大切な家族と過ごしたいでしょう?
その思いは囚人だって同じ!

ブラジル人の根底にはこういう気持ちもあるそうです。

でも変なところで優しくしてはダメだと思いませんか!
罪を犯すということは
大事な日も愛する家族と過ごすことができなくなるということだと
わからないと!

でもこれは、
まさしく文化の違い・考え方の違いの代表格だと思います。

日本に出稼ぎに行ったブラジル人と日本人が揉める観点でもあります。

ブラジル人が日本人を嫌う
または日本人がブラジル人を嫌うところでもあると思います。

日本人は「厳しくするのも優しさ」と心から思う。
そんな日本人に対してブラジル人は「日本人は冷たい!」と心から思う。
お互いに理解できない。

平行線です。

ブラジル人は「厳しさの中のやさしさ」を知らない人が多いと感じます。
ちなみに、日系人は除きますね。

「文化の違い」とは「考え方の違い」だと
私は経験上そう考えます。

私はこの制度はナンセンスだと心から思うのに対し
ブラジル人は家に帰してあげるのが正しいことだと心から思うのですよね。。。






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自己紹介

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日本人がブラジルに対して抱くイメージは、良いものとしては「サッカー」「カーニバル」「陽気なラテン民族」というところでしょうけれど、一方で「治安が悪い国」、そして 何より「発展途上国」という目で見られていることを、ひしひしと感じています。 日本のTV番組を見ていると「アマゾン」や「ファベーラ(貧民街)」などを取り上げているものが圧倒的に多いので、仕方ありませんね。 ですので、このブログでは、ブラジル移住7年目の私から見た、ブラジルのあまり知られていないオシャレな部分を沢山発信していきたいと考えています。

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