花といちごの祭典 アチバイア

アチバイア市 花といちごの祭典 

記:2018年9月7日

ブラジルの9月7日は「独立記念日」で祝日だったので
サンパウロ州のアチバイアで開かれている
「第38回 花といちごの祭典」に行ってきました。

アチバイアは日系人が多く住む街として知られていて
サンパウロ市内からは途中高速にのって約74㎞です。

7日の日は
家の近所からお祭り会場まで行くバスが出るとのことで事前に申し込み
娘2人を連れて行ってきました。


花といちごの祭典 アチバイア

中に入るとさっそく撮影スポットが用意されていて
沢山の人が順番待ちをしながら写真を撮っていました。
すごくキレイ♪ 

アチバイア市のモランゴ祭り


花の展示会場入り口の看板です。
さっそく中へ入ってみましょう。

Exposição flores e morangos Atibaia

入場すると、まずはお約束の鶴が沢山飾りつけされていました。
日本文化の象徴といえば「折り紙」そしてその中でも「折り鶴」。
絵になりますね。
↓ 



さらに中へ入っていくと、美しい花のオブジェの数々!





美しい花の展示会場を出ると、いろいろな屋台や催事場がありました。


 
やぐらが組んでありました。
ステージでは次々とショーが繰り広げられていました。


おりがみ教室もありました。

娘たちはいちごパフェを堪能しました。


和菓子が大好きな長男へのお土産はいちご大福。

いちご大福

復路の15時の集合時間まで、湖のボートで遊びました。



第38回目、というこの祭典に私が行ったのは、今回が初めてでした。
ちなみに、この祭典は8月31日から9月23日まで開かれているそうです。

ブラジル日系人は、なくてはならない存在

アチバイアの主な産物はいちごで
このいちごは明治時代以降の日本移民によるものです。

アチバイア市の地議会議長のロベルタ・バルソッチさんが

日系人の先人達の忍耐強い労働のおかげで
アチバイアは花といちごの町として知られるようになった

と日系人を絶賛したメッセージを送っていますが
ここにきてそれがすごくよく分かりました。

アチバイアは空気がきれいな田舎の小さな町です。
そこで開かれる「花といちごの祭典」に
毎年訪れる人は約10万人だそうです。
この小さな街に10万人が訪れることでもたらされる経済効果は
いかばかりでしょうか。

祭典会場には
色々な街から大型バスに乗って人々がやってきていて
昨日も何十台という大型バスに
それぞれがここぞとばかりに購入した沢山の花の苗やいちごを手にもち
大満足な表情で帰りのバスに乗り込んでいたのが印象的でした。

サウロ・ペドローゾ・デ・シウバ市長も

この祭典は我々の市の発展に大変重要である

と話していました。

この祭典を主宰する吉田ネルソン高男会長も
さらに環境公園建設を進めるなどして

ますますアチバイア市の発展と
しいてはサンパウロ州そしてブラジル国家の貢献に繋げたい

としています。

本当に尊敬に値するブラジル日系人の方々です。

このようにアチバイアの日系人が市から称賛されるのは
ブラジルにおいてはほんの一例にしかすぎません。

各市において
また各分野において
ブラジルの発展に貢献してきた日系人は数えきれないほどで
それぞれが称賛の対象となっています。

そのような日系人の方々がもつ共通の内容として
日本人として恥ずかしくないように
という気持ちがあることを感じます。

我々が悪い行いをすれば日本の恥となってしまう。
日本の名を汚してはいけない。

という心情を一様に持っておられるのです。

誰よりも誰よりも日本を愛しているのは
地球の裏側の
実はブラジル日系人ではないかと思います。

それなのに当の日本人は
全くブラジル日系人に対して無関心というか。。。。

。。。というか
知らないんですよね。。。

恥ずかしながら
私もそうでした。

学校の社会の授業で移民については詳しく習わなかったのもあると思います。
だから、東洋人街に初めて来たときは衝撃でした。

地球の裏側に日本がある!!!と。。。

だから日本の人たちに
もっとブラジル日系人を知ってほしいと
心から思っています。

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