サッカーミュージアム
サンパウロ市のサッカーミュージアム
記:2019年1月5日
パカエンブ競技場
サッカーミュージアムは1940年に作られた歴史あるパカエンブスタジアムに併設されています。
パカエンブスタジアムは、2014年まではコリンチャンスの本拠地でした。
ちなみに、1978年の「ブラジル日本人移民70周年記念式典」もこのスタジアムで行われました。
その際、当時の皇太子殿下と美智子妃殿下もご臨席され、ここは「君が代」が大斉唱された場所でもあります。
ブラジル全土から日本移民が集結してお迎えし、
あちらこちらで見受けられる高齢者の方々が万感の思いでむせび泣く姿が、
スタジアムを独特の雰囲気に包みこんだと、
ブラジル日本移民の歴史に刻まれています。
スタジアムの正門は、 北ゴール裏になります。
選手たちがピッチに向かうまでの実際の通路を通って、
ピッチには入れませんが、
ピッチ入り口までは行くことが出来ます。
ピッチに向かう通路には、
選手を待つ観客の歓声を録音した音声が通路のスピーカーから流されるという演出がされており、
選手たちが実際にピッチに上がる気分を味わうことが出来ます!
試合に出場するわけでもなくただ見学のために通路を歩き、
歓声も録音されたものであってもテンションが上がっていくのですから、
実際の試合での選手の高揚感は「ハンパない」だろうということが想像できました。
スタジアム入り口には「ペレがこのスタジアムで115回試合した」と書いてあるプレート がありました。
サッカーミュージアム
さっそくミュージアムの中へ!
わくわくしながらエレベーターに乗って上がっていくと、、、
まずはブラジルが誇るサッカー選手ペレが「ようこそ博物館へ!」 と映像で迎えてくれます。
サッカーの歴史に合わせて、ブラジルの古い街並みや当時の人々の写真なども展示してあります。
土曜日の今日は、見学者でいっぱい!
4年ごと のワールドカップの様子と共に、
その年に起きた世界のニュースが展示されているコーナー。
2011年のFIFA女子ワールドカップで、なでしこジャパンが優勝した記述もあります。
数字で見るブラジルサッカー
私が一番楽しかったのが、「数字で見るブラジルサッカー」のコーナーです。
この24という数字は何だと思いますか?
それは「今までで一番得点数の多かった試合の記録」としてBotafogoチーム対 Mangueiraチームの「24 対 0」。
いったい、どんな試合だったのでしょう!
この3.17という数字は?
「試合開始後最短得点時間の記録」として3.17秒だそうです。
この22という数字は?
「1試合の中でレッドカードで退場させられた選手の数の最多記録」として、22名!
シャーレス・ミレール(チャールズ・ミラー)
さて、次は、この方について。
このチャールズ・ミラーがブラジルにサッカーを伝えたと言われています。
彼は1874年にサンパウロで生れ9歳の時にイギリスへ留学。
そこでサッカーと出会い、1894年にサッカーボールとともにブラジルへ帰国したそうです。
その横にあったのがこれ「プレサッカーの歴史」です。
これはもしや歴史の事業で習った「けまり」というやつでは?
もしかして、サッカーは我が日本発祥のスポーツということ!?と思いましたが、、、
よく読んだら日本ではなく「中国」でした。
デジタルのゴールキーパーに向かってシュートができるコーナー もあります。
やってみたかったのですが約30人程の待ち人の列ができていたので今回は諦めました。
博物館の出口にはユニフォームやグッツ売り場があります。
その奥にはお洒落なカフェ も♪
まとめ
このサッカーミュージアムは、サッカーにはあまり興味がない、という人でも、
結構楽しめると思います。
音響と映像システムによって、
スタジアムで観戦する雰囲気を味わえたり、
あの有名な「マラカナンの悲劇」のスタジアムの様子も体感できるようになっています。
今年6月に開かれる「コパ・アメリカ」で日本代表チームを応援に来られるサポーターの方たちには、ぜひ足を延ばして訪れて欲しい場所です。
サッカーミュージアム(Museu do Futebol)
所在地:Praça Charles Miler, s/n - Pacaembu, São Paulo - SP
営業日:火~日曜日 / 月曜日-休館
営業時間:9h~18h(入場は17hまで)
料金: R$15.00
但し60歳以上と、学生証を提示した学生は半額のR$7.50
6歳以下は無料
火曜日は誰でも終日入場無料
サイト: https://www.museudofutebol.org.br/
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