世界最強の日系人



日本人の良いところ、残念なところ

島国「日本人」はとても真面目で約束もきちんと守ります。

誠実で勤勉なところは、
世界が羨む国民性です。

ただ、きちんと決まりを守る分、
相手に対しても守ることを強要し、
そこからはみ出ると総攻撃、、、
というような堅苦しさ、息苦しさを覚えることがあります。

ブラジル人の良いところ、残念なところ

一方ラテン民族の大陸「ブラジル人」は 大変おおらかで、
フレンドリーな国民性です。

誰とでもすぐ打ち解ける様子を目の当たりにすることは多く
「ブラジル人のコミュニケーション能力は世界一」
と言われることは納得です。 

ただ、大陸ならではの、
何か、大きすぎてまとまりきれず 、つかみどころがない感じ、、、
物事も突き詰めることをせず50パーセント出来てれば「ま、いいか」、
約束は守れたら守る、というようなテキトウな所が、、、残念なところです。 

日系人が世界最強だと思う理由 

ブラジルに移住して6年がたち仕事柄ブラジル日系人の方々と多く接するのですが、
そこで常々思うことは、「日系人は世界最強ではないか」ということです。

なぜなら、
島国型日本人の良いところと大陸型ブラジル人の良いところを両方兼ね備えているからです。

日本人の良いところ、真面目で約束をきちんと守り、ブラジル人の良いところ、フレンドリーで他人に対する許容範囲が広く、コミュニケーション能力が高い、そんな方がとても多いのです。

そしてそれはブラジル日系人だけに限らず、
世界中に広がる日系人の方々にも同じことが言えるのではないでしょうか。 

国連の中で何が一番難しいか



「国際機関で活躍する若者を育てたい」という題名の NPO法人日本救援行動センター代表 松元洋さん という方のインタビュー記事でおもしろい一文がありました。

「国連の中で何が一番難しいか、は、インド人を黙らせることと日本人をしゃべらせることだ、とよく言われます。」

何か、笑ってしまいますが、日本人の国民性をよく言い表していると思います。

「日本人がイニシアチブをもって世界を引っ張っていったら、この世はよくなるのではないか?」

中学生の頃から何となくそう思っていました。

でも、松本洋さんのおっしゃることを聞いても分かるように、
日本人の気質として、
それはやっぱりキツイかもしれません。

だったら日系人は?

世界に広がっている日系人なら、どうでしょう?

ブラジルで誕生した若手日系人キム・カタギリ議員

きっかけはYou Tube

若干22歳のブラジル日系三世のキム・カタギリ氏が、46万5310票を獲得して初当選し、今年1月に連邦下議に就任しました。

彼が社会活動に興味をもつきっかけになったのは、
高校生の時の授業で習ったブラジル府による生活扶助制度「ボウサ・ファミリア」だそうです。

「先生は、国の発展のために必要な制度と言ったけれど、良く調べたら、これは単なるバラマキにしか過ぎない。」

彼がそんな自分の意見をYou Tubeにアップしたところ、
「その他の話題も話して!聞きたい!」
とリクエストされるようになったそうです。

余談ですが、彼は今年3月に初めて祖国日本を訪問しています。

日本の小学生たちが自分たちで校舎を掃除する姿や、授業風景、また街の治安の良さや整備されたインフラ、警察の無駄のない組織体制を称賛し、「子供たちへの教育、組織立った社会制度など、全ての面においてその素晴らしさは、今まで訪れたアメリカやヨーロッパの国々とは、比較にならない。」と話しているそうです。

二つの国の良い気質をそれぞれ取り入れた、世界に通用する日系人は「世界最強」ではないでしょうか。

キムカタギリ議員のような、気概ある日系人たちが、もっと世界の主要な場に出て行ってくれれば、世界は必ず良くなると、私は期待しています。


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