発表!「世界デジタル競争力ランキング2020」 果たしてブラジルは何位?

 

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

スイスの国際経営開発研究所(IMD)

去る9月26日に本年度のデジタル分野における競争力世界ランキングが、
スイスの国際経営開発研究所より発表されました。

対象は63カ国・地域です。

世界のデジタル技術の活用能力ランキング、気になりますね。

チェックされる項目は下記3項目とのこと。

【1】知識:デジタル技術の習得やそれを支えるインフラ整備状況等
【2】技術:デジタル技術の進展
【3】将来への対策:デジタル変革に対する社会の受容性

1位はやっぱりあの国


1位は米国!

さすがですね。
科学技術人材の集積や教育と研究におけるロボット活用が高評価を獲得。
ちなみに2019年度もやはり1位は米国でしたね。

2位はシンガポール

米国と毎年1位2位を争うデジタル強国。
シンガポールは技術的インフラの先進性が高評価。
ちなみに今年6月に発表された世界競争力ランキング2020年度版では1位を獲得しています。
凄いです。

3位はデンマーク

グローバリゼーションや電子政府への取り組み、
情報システムの統合が高評価を得ています。

ちなみに、国連持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)が毎年発行する、
世界幸福度ランキング2020年度版においては2位を獲得しているデンマーク。

幸福度も高くデジタル技術も高い国デンマーク、
凄い国ですね。

4位以下の国と地域は以下です。

  4位 スウェーデン
  5位 香港
  6位 スイス
  7位   オランダ
  8位 韓国 
  9位   ノルウェー 
10位 フィンランド

ちなみに中国は去年より6位順位を上げて16位にランクインしています。

念のため下位10か国にランキングされてしまった国は以下です。

54位 メキシコ
55位 ペルー
56位 インドネシア
57位 フィリピン
58位 ウクライナ
59位 アルゼンチン
60位 南アフリカ
61位 コロンビア
62位 モンゴル
63位 ベネズエラ

ブラジルは何位?

ブラジルは、と言うと、
63か国中なんと51位。

ただ、【1】知識という項目の中の、
Scientific concentrationは昨年47位から27位と大きな飛躍を見せています。

特にその中でも【1】知識の中の下記3点は、
10位以内にランキングされています。

・Total public expenditure on education 9位
・Female researchers 8位
・R&D productivity by publicatio 9位

これは凄い事です!

ただ、それ以外は、あまりパッとしませんが。。。。

一番肝心な将来に対する取り組みだけを見るとブラジルは47位。
残念ながら期待薄のランクです。

日本は何位?

日本は2019年度から順位を4つ下げて27位にランクイン。

日本は、
細かく分けた部門でのモバイルブロードバンド加入者数は世界1位を獲得しているにもかかわらず総合で27位という事は、
デジタル技術をうまく活用できていないということに他なりません。

もったいないですね。

ちなみにブラジルのモバイルブロードバンド加入者数は世界23位であるにも関わらず、
日本よりずっとデジタル技術を利用しているのではないかと思います。

学校関係の連絡はアプリ使用が当たり前、
コロナによる国からの給付金もインストールしたアプリを利用して、
サッサと振り込まれます。
10万円の給付金でもたもたしてる日本の様子をニュースで見て、
なぜオンラインでの給付が出来ないの?
日本って先進国のはずでは?
と思ってしまいました。

ただ、日本は本当に素晴らしいなと感じるのは、
ソフトウエア著作保護で世界第2位を獲得したことです。

これは以前麻生さんがコロナ禍における他国からの問い合わせ「どうして日本は死者数が低いのか」に対し、
「おたくとうちの国とは国民の民度のレベルが違うんだ」という傲慢な発言をしたことが問題になっていましたが、
ソフトウェア著作権保護が世界2位を獲得したことについては、
「民度が違う」と言っても良いのではないでしょうか。
著作権はモラルの問題が大きいと思います。

ただ、【1】知識の項目の中のinternational experience 63位(最下位)、

そしてもっとも大事な【3】将来への対策という項目の中で

・Opportunities and threats 63位(最下位)
・Agility of companies Cyber security 63位(最下位)
・Use of big data and analytics 63位(最下位)

と合計4項目で63か国中63位という最下位を獲得しています。

これは問題です。

特に企業の変化迅速性サイバーセキュリティ―は調査対象国の中で最下位の63位です。

印鑑とファックス使用が、
データ漏洩に対する最も有効なセキュリティー対策だと言っているって、
。。。。。本当ですか。。。。?

企業のお偉い様方の石頭(いしあたま)感が、
日本のデジタル化を大きく阻んでいる要因なのでは、、、?


ちなみにブラジルで最下位を獲得した項目はありませんでした。(*^^)v

まとめ

新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、
世界は大きく変化の時を迎えていてることは誰の目にも明らかです。

IMDは、
上位10位にランキングされた国・地域に共通していることは

効果的な規制の枠組みがあること
新技術の導入が早いこと

であると分析しています。


新しい日常においては、
デジタル技術をいかに取り入れていくかで明暗が分かれるだろうということは、
専門家でなくても十分に分かることです。

やはり先見の目がある指導者が必要ですね。



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