サンパウロで顎関節症の治療を開始~ブラジルの医療保険について


かれこれもう10年以上前から顎関節に違和感がありました。
あくびをするとカックっと音がします。

痛みはないのでほっておいたのですが、最近食事中に顎関節がずれた!という変な感覚が3回あったので、思い切ってちゃんと治療をすることにしました。

 

ブラジルの医療保険のシステムはかなり面倒

 

ブラジルは日本と違って、加入している保険会社によって提携している病院があるので、そこでしか掛かれません。

ですので、例えば家の隣に立派な病院があったとしても、掛かれないことも多々あります。

 

保険会社のサイトから掛れる「病院」を探して予約

 

まずは、自分の加入している保険会社のサイトに入り、どの病院で治療が受けられるのかを検索します。

掛かれる病院を見つけたら、予約を入れます。

 

予約は、殆どの病院で、サイトもしくは、ワッツザップからできます。

ちなみに、予約の前日になると、ワッツザップに「明日ですよ。来ますよね?」という連絡がはいりますので、「はい。」と返信します。

 

私は、顎関節症を専門に診ている病院を探して予約を入れました。

それに特化した病院なので、話が早いこと。

初回の診察で、症状を説明し、指診した後、医者から顎のMRIと、歯全体のパノラマを撮るようにと指示が出ました。

このとき、医師から必要な検査内容を記載し、サインした書類が出されます。

この医師からの証明書がなければ、検査を受けることが出来ません。

 

ここで面倒なのが、また新たに自分の加入している保険会社が対応している検査機関を探さなければならないことです。

大きな病院だと、館内に全ての検査施設が備えてありますが、利用できるとは限りません。

自分が加入している保険会社のプランによるのです。

 

今度は保険会社のサイトから掛れる「検査機関」を探して予約

 

ブラジルには、血液検査、MRICTスキャン、マンモグラフィーなどの、検査だけを専門に扱う場所があります。
病院だけでなく、歯医者にかかるのも同じです。

歯のレントゲンを撮る場合も、歯のレントゲンを専門とする機関に行く必要があります。(あぁ面倒!)

 

私はMRIでも、顎のMRIなので、それを扱っている検査機関を探す必要がありました。

CDB」という検査機関が対応していたので、まずはサイトから予約を入れました。



この予約の際、医師のサイン入りの証明書の提出を求められます。

(この証明書は写真を撮って送ればOKなので、簡単でありがたいです!)

 

メールで予約完了のお知らせが届いた際、問診票のリンクも送られてきました。

病歴、アレルギーの有無など、これは、いままでは、検査を受ける前に受付で渡されて記入していたものです。

最近は問診票までオンライン!

オンラインだとGoogleの翻訳機能を駆使して答えることが出来るので、ポルトガル語が苦手な私にとって、本当にありがたいシステムです。

3040問の質問があり、オンライン回答すると、それがPDFにされてメールに添付されてきました。

(念のためその検査当日にPDFを印刷して持っていき、検査前に提出しようとしたところ、「オンラインで見て知っているから大丈夫」とのことでした。)

 

さぁ、でも、まだやらなければならないことがあります。

今度は、また保険会社のサイトに入って、検査承認のタブから「〇月〇日に○○で○○の検査を受けますがよろしいでしょうか」というお伺いをたてなければなりません。

ここでOKがでれば、認証番号が出されます。

実際に検査機関に行った際、受付でこの認証番号を聞かれます。

 

ちなみに、保険会社から、OKの返事がメールで送られてくるのが1週間くらいかかる場合も多々あります。

検査機関に予約を入れた日にまだOKが出されていない場合もあります。

その時は、保険会社から識別番号付きの「現在審査中」というメールが届いているので、それを持っていけば大丈夫。

検査機関の受付の人が、その番号をもとに保険会社に直接電話で確認を取ってくれます。

(もしここで、万が一OKが出なかった場合「個人支払いで検査を受けますか」と聞かれますが、私は今までNoが出されたことはありません)

 

ようやく、MRIの検査




 

MRIの検査室に入ると、まずアイスの棒を30本くらい重ねたものを持たされて、「これを咥えてといったら、咥えてね」と指示をうけました。

34センチ口を開けることになります。

ちょっと咥える練習をしてから、耳にヘッドホンをつけられて、いざMRIの機械の中へ。

10分くらい過ぎたころ、ヘッドホンから「さぁ、咥えてみましょう」と指示がありました。

こちらは多分7分くらいじっとしていました。
途中「口を閉じていいですよ」と30秒くらい休憩をさせてくれましたが、しんどかったです。

 

検査結果はネットにアップされるので、暗証番号を頂いてようやく帰宅。

次回、今度は別の機関で歯のパノラマの検査へと続きます。

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